こんにちは、
「・奉獻」日本酒 神社奉納プロジェクトを主宰しております葵原僖祐です。
前回、『神様に飲んでもらう為のお酒』を那須の蔵元さんに相談したところまでお話ししました。
そして待つこと、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、、、、半年間。
そろそろ、今年の日本酒の仕込みをする時期になってきたので、こちらから再度、アプローチしてみると、蔵元さんから返答が。
「すみません、色々と考えたのですが、お受けできるかどうか、いくつか確認と質問をさせてもらえますか?」
なぜ、ある蔵元さんには断られ、この蔵元さんには半年間も悩まれたのか。。。
■まず、私がお伝えしたのは「神様に飲んでもらう為のお酒」「神々に捧げる為のお酒」というコンセプトとその為の方法。
古来より神道の神々と人間の関係を最も的確に表す言葉があります。
【神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ】
「御成敗式目」に記されたこの言葉は、
「神道のいかなる神々も人間の感謝と崇敬を受けてこそ、その御神威を輝かせるのである。 また人が人生において命や運を与えられるのは、神々から賜る徳や恩恵によってである。」
という意味を表しており、人と神道の神々とがお互いに与え合う循環の中で、 お互いにますます栄えること(弥栄:いやさか)を示しています。
その為、『神々に捧げる為のお酒』には、私たちからの【感謝と崇敬の念】というものを入れたい。その為に、日本古来の【言霊】を電磁波で超高密度・高速度で発信する精密な機器を用いて、 『神恩感謝』や『ありがとうございます』という言霊をはじめ、全国の神社の神様への感謝と崇敬の念、および謝恩詞を始めとした各種祝詞をお酒の各醸造過程(浸漬、麹造り、酒母造り、発酵、割水)で原料に転写させて造って頂きたい。
■また、『神々に捧げる為のお酒』なので、お米は有機農法で作られた有機米で作って頂きたい。
■最後に、お酒造りの浸漬、酒母の仕込み水、割水といった、水を使用する際、甲府盆地で採取されたお水で、特別に神道のご祈祷・言霊の転写を受けたお水を使って頂きたい。
このように造られたお酒は、
原料である、有機米、麹菌、酵母菌、お水が、神々への感謝と崇敬の念、各種祝詞を内包して完成したお酒であり、人間が飲む為のお酒ではなく、『神様に飲んで頂く為のお酒』として造られた神聖なお酒となります。
私たち日本人が当たり前のように思っているようなこと、
例えば土地があって家があって自然があって、
住むところがあって食べるものがあって
生活が成り立っている等ということは、
土地神や産土神など様々な神々や自然神がサポートし、
人間が生活できるような状態に準備してくれています。
私たちが当たり前のように享受していることは、
神々の加護によってもたらされているものなのです。
こういった私たちをサポートしてくれている神々が望むもの・喜ばれるものが、私たちからの感謝と崇敬の念。
私は、古来より神々に捧げられてきた【お酒】を通して、神々に感謝と崇敬の念を受け取って頂き、日本の神々に対しての貢献となること、日本の神々のご威光を高める一助となることをしたい。
そんなことを、蔵元さんにあつ~~~く、語っていたのです。
(今思い出しても、よく蔵元の方は、こんな神様とかがたくさん出てくる話を真面目に聞いてくれたな~、と思います。)
造り方に関しては、神々から降りてきていたのですが、
【神威を高めてもらう為の神々に対しての貢献】という、
お酒を造る目的については、2011年4月から行っている東日本大震災復興支援であるライトブリッジプロジェクト(被災地の弱まった土地神様の力を回復させる為のプロジェクト。現在も2300人以上の方が参加) というものを開始した時からずっと持ち続けているものでした。
自然災害などがその土地で起こらないようにすること、
災害が起こってもその土地での被害が少なくなるようにすること、
それは、その土地の土地神様の力、ご神威によるところが大きかったりします。
これからの日本において、日本の神々のご神威を高めていくことは、 非常に大切だと思っています。
(ご朱印が流行しているのも、そういった神々の神威を高めていく為の、日本全体に流れる大きな流れの一つでもあります。)
こういった思いと目的を持ったお酒、
那須の蔵元さんから、
『前例がありませんが、一つの貯蔵タンクを全て使えば通常の工程でそのお酒を造ることは可能なので、お受けいたします。』
と返答を頂き、
無事『神々に捧げる為のお酒』のプロジェクトが2017年の11月に開始されました!!